
栄養士や栄養療法士を中心に推奨されている「1週間で30種の植物性食材を食べる」という健康法を知っていますか?
ポイントは、食べ物を「制限する」のではなく、むしろ「充実させる」という新たな価値観。
米国での研究で導き出された、新しい健康トレンドを紹介します。
健康のカギ、腸を元気にする方法
腸には、体内の免疫細胞の6〜7割が存在し、腸内環境を整えると免疫力がアップすると言われています。
他にも、腸を元気にすると睡眠の質が上がったり老化予防に繋がったりとさまざまな好影響があるため、健康を意識する人はもちろんのこと、美容感度の高い方からも注目されているのが、腸です。
腸が元気であるために最も大事なのは、腸壁にびっしりと並ぶ「腸内フローラ」が多種多様な細菌で構成されていること!
腸内細菌は約40~100兆個以上も存在すると言われますが、なるべくたくさんの種類が存在していることが理想とされています。
そんな理想的な腸環境にするには、「豊富」なだけでなく「多様」な植物を食べるのがポイントなのだそう。
本記事を読んでいる方の中には、これまで糖質制限やバナナダイエットなど、「○○を控える」あるいは「○○だけ食べる」など「制限」を要する健康法を試した経験のある方も多いでしょう。
ですが、今は逆に食を「充実」させるのが新たなスタンダードなのです。
量よりも多様性が大事!さまざまな植物を食べよう
「植物」という言葉を聞くと、木や草花が想起されて、「食」のイメージを抱きにくい方もいるのではないかと思います。
米国の専門記事によると、野菜や果物だけでなく、さまざまなものが「植物」の対象となっているようです。
- 全粒穀物(玄米や全粒粉のパン)
- 野菜
- 豆類
- 果物
- ナッツ
- 種子
- ハーブ・スパイス
- コーヒー・紅茶
ワカメや昆布といった海藻類、しいたけや舞茸などのきのこ類も、この中に含まれると考えて良いでしょう。小麦粉は全粒粉のみ対象ですので、米は白米の場合は対象外、玄米であればカウントできるということのようです。ハーブとスパイスは 、1種あたり1/4 ポイントです。
これらに該当するものを、種類豊富に食べれば食べるほど良いというのが、腸内環境を良好にするポイントとされています。栄養士や栄養療法士たちが推奨する目安は、「1週間で30種以上」。
これは、2018 年に発表された「American Gut Microbiome Study(アメリカの腸内フローラ研究)」によって導き出された基準です。 本研究では、世界45か国10,000人以上の便のサンプルを集め、健康・食事・ライフスタイルの複雑な関係を調査した結果、1 週間に30種以上の異なる植物を食べる人の腸には、多様な腸内菌があることが明らかにされています。
そして、多様なマイクロバイオームを持つことで、肥満・2型糖尿病・アルツハイマー病などの疾患リスクが軽減されることも示されています。
あなたがここ1週間で食べたものには、植物が30種以上ありますか?